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2022年3月17日 三度、夕やけだんだん

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今日も天気が良い1日で何よりである。

今日は去年末からかかっている循環内科の予約が入っており、薬での観察経過を調査する日である。去年末は、ストレスと疲労と寝不足でいつもならすぐに収まる不整脈が1日続くという事態に陥り、脳梗塞のリスクが高まることもあり、翌日に会社の近くの循環内科へ診察へ行ったのだが、そこへ一ヶ月に1回くらいのペースで通院をしている。

ここ最近はストレスを溜めないように、そして心臓に負担がかからないように、自分の好き勝手な毎日を送るという、なんとも呆れた我儘生活を心がけており、自覚のある不整脈は起きておらず、また起きないように心がけてもいる。

特に突然、激しく動くと脈が乱れる傾向が昔からあり、例えばいきなり階段を1段飛ばしでかけ上がったり、ロードバイクでいきなり全力で漕いだりすると脈が乱れる事が多く、そんなのでよく今まで激しい運動をしてきたな!と思われてしまうのだが、それなりに身体を事前に温めておけば、激しい運動をしても脈が乱れることはなかったのである。

私が通院する循環内科は日暮里駅の近くにあり、どちらかというと千駄木駅を利用した方が有利なので、毎回行きと帰りは千駄木駅を利用するのだが、徒歩で日暮里駅まで歩くこともできる距離であり、前回はLeica M3とSummar50mmF2.0とGR3のセットで谷中銀座の通りをスナップした。ここは夕焼けだんだんと書かれた階段が有名な場所であり、その昔はネコが多く居たというのだが、出現率は高いとも思えない気がする。

最初の1回目は数年前にプライベートで訪れ、ネコが1匹いたのだが、他のカメラを持った男性が近づいて撮影しようとしたら、ものすごい勢いで逃げてしまった。突然距離を詰めたら、そりゃ逃げるだろう。そして思ったのが、ここに居るネコは人間慣れというか、野生のものなのだろうか?という疑問をもった。人が多く通る場所でもあるし、夜になれば飲み屋に多くの人が集まり、匂いにつられて顔でも出せば、きっとおこぼれをもらえるだろうし、そのうち人間にも慣れてくるんじゃないかな?と思うのだが、どうやらそうでもないらしいという感想を数年前に感じた。

そして先月に通院した時は朝早かったから、この時間ならカメラを持って撮影に来ている人はいないだろう。ネコがいたら独り占めできるな。とか疚しい心を抱きながら、谷中銀座をスナップ散歩してみると、ネコの姿は一匹も発見することができなかった。そして、今日も通院なので、病院の帰りにでも立ち寄ってネコがいたら激写してみようと思い、天気の良さに選んだ機種はLeica M-D(typ262)にSummilux 35mmF1.4 2ndの組み合わせ。それといつも通りのGR3である。直感でシャッターを切るのはGR3の役目であり、そのせいかフィルムカメラだったりデジタルカメラの出番がほとんどといっていいほど無くなるのである。GR3を新品で購入してから1年と4ヶ月くらいで3万1000枚くらいシャッターを切っているから、それはなかなかの撮影枚数である。本当に買ってよかったと思うし買った甲斐があったというものだし、こんなに毎日使えていて本当に便利だと思ってはいるのだが、他のカメラの出番がかなり無くなった事は間違いない。なんなら、GR3だけでやっていくこともできるだろう。

ものすごく小型でポケットにも入るし、オプションをつけなければ嵩張らないし、唯一ファインダーが無くても許容できる機種であり、修理代以外に金はかかりそうにないし、10万円くらいするけど使えば納得というベタ誉めできるカメラである。セカンドカメラ的存在で購入したのだが、メインカメラと言い換えても過言ではないと思っている。

そして、前回に撮影できてなさそうなアングルでの谷中銀座スナップを楽しみながら「夕やけだんだん」の看板が立てられている看板へ移動すると、階段脇のポリでできたゴミ箱をネコが漁っているではないか。ゴミ箱を漁っているところを見ると飼い猫ではなさそうだ。

被写体から5mくらい離れた場所からカメラを構えネコをレンジファインダーから覗くと、私の存在に気づいたネコが、かなり警戒した表情で私をジッと睨み付けているのがファインダー越しにわかった。

そんな怖い顔をしないでくれよ。ああ、そうか。少し口径の大きいレンズをネコに向けると、ネコからはひとつ目の化け物に見えて怯えてしまうネコもいると、以前何かの番組で見たことがある。それなら警戒を解いてもらうために、私はカメラを下げながらしゃがみこみ、こちらは35mm。ネコとの距離があると思い、ジリジリと少しずつ近寄ると、私が近寄った分、ネコが後ずさりをし始めた。

こういうのがかわいいんだよなぁとか悠長なことを考えながら、私は慣れない笑顔を作りながら少しずつ距離を詰めた。こういう時に90mmもしくは135mmのレンズがあると便利だなーと、望遠を捨てた男が女々しいことを考えてしまったが、沈胴式のエルマー90mmなら邪魔にならないし欲しいかなぁなんて思ってしまった。F値が確か4.0くらいが開放だから、開放で撮影しても多少のピントズレは問題になりそうにないが、暗い場所では絶望的に使い物にならなそうだ。当たり前だが沈胴エルマー90mmはM3のみで使うと思う。M-Dには装着しない気がするんだよなぁ。

これ以上、近寄ると本当に逃げてしまいそうだという距離で止まり、F5.6とF2.8とF1.4の開放のパターンでネコを撮影した。久しぶりにシャッタースピードをオートにして、レンズのF値だけを設定しながら撮影したけど、こういう時はAE機能は大助かりである。私はアンダー気味で撮影することが多く、普段はスマホで測光して、表示されたシャッタースピードの1/2落として撮影することが多い。シャッタースピードをオートで撮影すると、写真が明るすぎる時が多く(恐らくは適正なのだろう)、最悪はjpeg変換する時にphotoShopで露出と明るさ補正とついでにホワイトバランスもいじったりすることが多いのだが、あまりに明るすぎると加工するにも限界が出てくる写真が撮れたこともあり、あまり信用していない機能なのだが、すぐにシャッターを切りたい時には有りがたい機能である。

スマホを取り出して測光して、シャッタースピードを設定している間にネコは逃げてしまうだろう。もし、これがLeica M3だったら、きっと勘でシャッタースピードを設定していたと思う。目を逸らしたら逃げられそうな雰囲気だったのである。ネコからしたら、たまったもんじゃない。黒尽くめのひいとつ目の化け物がいきなり近寄ってきて、いきなりシャッターを切るのである。こんな暴力的な話はあったものじゃない。人権ならぬ猫権の侵害であり、言葉や直接の暴力ではないにしても、第三の暴力であることは間違いないだろう。

だから、会社に戻ってすぐさまPCに写真データを取り込み、撮影した写真を1枚ずつ向き合いながらRAW現像していると、ネコの表情は全て怒っていた。以前にネコを撮影した時もネコは怒っていた。いずれも野生のネコではあるが、ネコにも嫌われていると思うと悲しくなるね。こんな状況でハービー山口氏みたいに・・・なんて言えた場合じゃないのである。私が必死に隠しているダークサイドがダダ漏れしているとでも言うのであろうか。

ネコを撮影できて楽しかったが、ややショックを受けた日であった。

あ、そうそう。夕方から「らいかびと」の執筆をだいぶ進めることができ、現在で4万文字を少し越えたくらい。クライマックス手前のLeica M3を購入するところまで書き上げることができ、今回の作品の着地は想定通り5万文字少し越えくらいになりそう。書いていて、とても楽しいから、きっと良い電子書籍になる予感しかしないね。

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