2022年04月ブログ ブログ

2022年4月7日 大島初日

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今日はいつも通りくらいに自宅を出て、会社の駐車場へ車を停め、着替えなんかを入れてパンパンに膨らんで一番重たいのはLeica M-Dなんじゃないのか?と思ったが、そんなパンパンに膨らんだ40リットルの大きなリュックを背負って竹芝客船ターミナルへ移動。

御徒町から出発だから40分もかからずに到着することができ、出発時間の約1時間も前に到着してしまったが、受付もターミナル内も人が少なく手続きするには丁度いい感じ。船が来るまでの間は、レインボーブリッジやらビルの街並みをスナップしていたら、あっという間に出発の時間が迫ってきた。今回の一番心配なのはジェット船での移動である。ジェット船が怖いのではなく、船内でコロナウィルスに感染するのが恐ろしいのだが、一番端っこの席で隣の列に誰もいない状態で、後ろにも座っていなかったから背後からくしゃみや咳をぶっかけられる心配もなくて安心した。ざっと見まわしてみると、ある程度の座席の空間は開けられていて、以前のようにギッチリ席を埋めるというようなことはしていないみたい。船内では小説のアイデアを考えているうちに寝てしまい、目が覚める頃には大島に到着するという、単に寝ていただけだったのだが、ゆっくりするのも悪くはないだろう。

元町港で降り、私を運んでくれたジェット船を数枚写真に収め、前回も何枚も撮っていただろう港の写真を数枚撮影してから、駅前のレンタカー屋へ向かい、予約なしでも車が余っていたらしく無事、車をレンタルすることができた。一泊二日で保証フルオプションの料金が約1万5千円切るくらい。都度、タクシーで移動するよりかは安いし、自分の好きなタイミングで移動できるし、仕事で使うという事で会社が支払ってくれるし、ふたつ返事で借りることにした。

「え?フィットしか余ってない?ああ、いい!それでいいよ、オプションも全部入れといて!」という王様注文状態。私にはバックに会社が着いているんだ、何でもいいぜ!という、会社に大迷惑な思考。一応、ここで謝罪をしておくか。「毎回、迷惑をかけてすみませんね」。

大島は島内を一周すると約45kmくらいらしい。そして、昼過ぎから訪問して仕事をする会社は、港から島の半分先まで行かないくらいのところで、ざっと20km行かないくらいだろうか。日帰りならばタクシーで移動することろ。ロードバイクがあれば自転車で移動していたが、やはりロードバイクは荷物になるから持ってこないことにしたのだが、それで正解だったというのが後に判明することになる。

レンタカーを借り、客先に向かう途中に昼飯が食べれる店があるだろう。と、呑気なことを考えながら車を走らせると、大島一周道路というメジャーな道路を走っているのに、飲食店が一件も見当たらない。そうこうしているうちに、お客さんの会社のすぐ近くまで着いてしまい、訪問する約束の時間まで、あと1時間以上もある。いきなり突撃することができれば飯を食わないで、さっさと仕事を片付けてしまうところではあるが、今から訪問してもすぐにお昼の時間になってしまい、かなり失礼なことになてしまうからやめておいた。それから、さらに先に進んでみたが、全く飲食店が見当たらず。

レンタカーに備え付けられていたカーナビで調べて、最寄りの飲食店へ行ってみても閉まっているのか潰れているのか不明な店が多く、カーナビで4件目くらいハズレを引いたかな。

結局、客先から10kmくらい先にある民宿も兼ねた食事処に辿り着くことができ、狭い駐車場に車をねじこみ、昼食にありつくことができた。この店では天丼を注文したのだが、これが大当たりでエビは大きいのが2つ入っているし、他の天ぷらも極上にうまかった。そして、地元ならではの建設会社の人が2人、将来の大島町の仕事について語り合っていて、間もなくすると子供を連れた家族が3人店に入ってきて、店のマスターと話をしていた2人の建設会社の人と顔見知りらしく、子供の入園式について会話が盛り上がっていた。同じ東京都民のはずなのだが、どうもこちらとは情の暖かさというか人間関係事情が私の住んでいる地域とは異なる。スーツを着ていて部外者感マックスだし、仮に私服を着ていても余所者オーラがハンパなく出てしまうだろう。

そして仕事はトントン拍子に会話が進み、システムのインストールなかもスムーズに終え、約2時間で終わらせることができた。客先を出たのが15時くらい。急いで港に戻れば本土に帰れるが、今日は宿泊する気満々でここに来たのだ。今日、本土へ帰るという予定は私にはない。が、仕事もこれでお終いであり、今から明日の船に乗るまでは大島を最大限に楽しむことができるのである。

今回の目的は、裏砂漠と三原山のみにテーマを絞った写真を撮ろうという意気込みできた。このテーマで個展が開けるような作品を撮影するのが目的である。ただ単に大島を目的もなくブラブラするよりもいいし、せっかく写真作品集なんかも出しているし、個展も今後開けたらいいなと思っているし、最悪は個展風の写真作品集を出版する計画も立てている。着替える時間も惜しい!という事で、客先から丁度反対側にある、裏砂漠の駐車場へと車を走らせると、さすが観光地だけあり、途中で車を停め、気になったところをパシパシと撮影。トイレに立ち寄ったりしながら、目的である裏砂漠の駐車場に到着したのだが、、、

なんだ、ここは?

正式に駐車場と書いておきながら、砂利の車を置く区画のペイントもないじゃないか。これは駐車場というより、単なる砂利道だよ。そして、そのスペースに無造作に簡易トイレがひとつだけポツンと置かれ、もうね恐怖でしかない。ここで車を降りて先に進むには、かなりの勇気が必要だ。

しかも、裏砂漠への道は車両通行止めになっていて、木々が覆う獣道みたいになってるし。

いやぁぁぁああぁああ!!!!こぇええええぇええぇー--!!!!!!

しかし、ここで引き返してしまっては、今回の目的は果たすことができない。せめて、もう一人誰か一緒に居てくれたら。

私は勇気を振り絞り、スーツのまま Leica M3とLeica M-Dを首から下げ、恐る恐る獣道を歩いていく。まだ陽が出ていて明るいから何とか進めるけど、陽が落ちる間際とかだったら、本当無理だな。仮にこの獣道を抜けたとしても、この先に待っている広大な裏砂漠が怖すぎて夕暮れに歩く事なんてできそうになかった。

獣道を抜けると、辺り一面、本当に砂漠。砂というよりは石炭の砂利みたいな感じ。歩くとザクザク音がなって、砂漠でも草や木が生えるとは聞いていたが、まさしくその通りで砂漠のなかにも多少の草は生えていた。所々に大きな石が落ちていたり、見渡す限り石炭のような砂利でできた山や窪みしかなく、少し登ると風が強く、雲も間近に見えて、陽が出ているのに恐怖しかなかった。

特に道しるべもなく、下手に進むと帰れなくなってしまうんじゃないだろうか?という不安から、まっすぐ歩くようにしてはいたんだけど、きっと知らないうちに角度変わったりするんだよね。山の尾根みたいな感じで、進めそうな道をまっすぐ進んでいくと、どんどん山を登るような形になって、ある程度のところから見下ろすと、一面砂漠。そして周りに誰もいない。こえぇぇええええEEEEE!!!!!

しかし、あまりの景色の壮大さに、私はシャッターをとにかく切った。気なる構図は、ひたすら切った。少しあるくと「もく星号遭難の地」と立て看板の立てられている場所に到着し、文章を読んだら余計に怖くなってしまったが、ここまで正解の道を辿っているという確認もでき、少し安心する。ひたすら撮影しながら進むと、裏砂漠第一展望台と書かれた場所に到着し、あまりの景色に絶句しながらひたすら写真を撮影した。もう一人誰か居たら間違いなく上田正治氏のような写真を撮影していたに違いないだろう。それにしてもだだっ広い場所で強風が吹き荒れるなか、たった一人というシチュエーションに恐怖を感じる。プロモーションビデオが撮影できるなぁ、ああ、ここはドローンは禁止なのだろうか?という考えが脳裏をよぎった。第二展望台まで300mと書かれていて、かなり怖かったから、ここで引き返そうかとも思ったが、こんなチャンスはもう無いだろう。300mくらい進んでやらぁ!と思い、道が曲がっていることに不安を感じながらも、革靴で歩きにくい尾根をさらに登る。

結構な勾配がついていて、風は強くなり恐怖は増すが撮影できる景色は素晴らしい。そして、第二展望台へ到着して、ひたすら写真を撮り、「さぁ、もう帰ぇーろっと!!」と思って引き返した頃くらいから、太陽が雲にかかったらしく、一面が暗くなり、気温も一気に下がり今にも雨が降ってきそうな嫌な雰囲気。

いやいやいやいやいやいや、、、勘弁してください!!!マジで!マジで泣きますよ!?ってか、超怖いんだって!!!!

こんな広大な場所で陽が無くなって雨でも降ってみなさいよ、そりゃあもうマジ泣きするよ!カメラが濡れるとか、そういう問題じゃなくて、もうね「どうしよう!どうしよう!」という焦り。スターウォーズとかSF映画の観すぎというのも良くないんだけど、本当に得体の知れない生物が表われても不思議じゃない雰囲気を醸し出していたね。オビワンとか良い人と遭遇するならまだしも、何が出てきても不思議じゃねぇ!とか思いながら、走って戻ったよ(笑)。途中で、雲から太陽が出て、また明るくなったからフルで走って帰ってはいないけど、一人で行くにはスリリングな場所だったな。でも、いい写真は撮れたんじゃないかな?それに、ここに来れてよかったと思う反面、もうここには来なくてもいいやという安堵感。磁場とかで私の愛用している腕時計のGSが狂わなければいいなとか、変な心配をしてしまった。

粗悪な砂利でできた駐車場へ戻っても、置いてある車は私のレンタカー1台だけで、他に人は訪れていないみたいだ。こんな場所で怪我や車がトラブってもスマホは圏外だし、完全に町に降りるまで距離はあるしで、総合的に一人で行動していると恐怖しかないイメージだったな。

裏砂漠を出たのが16時30分くらい。まだ行動する時間はある。どこか近くでめぼしいところはないだろうか?と思い地図を見てみると、どうやら大島公園が比較的、近くにあるみたいだから予定にはなかったが颯爽と移動してみると、大島公園というよりも動物園が気になってしまい(しかも入場料が無料)カメラを持ち、園内へ。

一番最初の動物(なんだろう?ヤギじゃないけど、そんな感じの動物)を撮影していると、ここでLeica M-Dのシャッターが降りなくなり、ファインダー下にFULLという文字が。

えっ?もう?確かに裏砂漠でアホみたいにシャッターを切ったし、朝から撮影をし続けているけどSDカードは64GBあるし、64GBも写真撮影したかな?と思い、SDカードを抜き差ししたりバッテリーを抜き差ししてみても、撮影することができず。替えのSDカードも用意をしていないから、Leica M-Dはこの時点で、ただの重たい真鍮の塊と化した。フィルムも、この動物園で2本目の半分くらい使っただろうか。GR3は、まだ撮影できそうだけど、明日もあるし撮影をなるべくセーブする必要が出てしまったのである。

普段の撮影では、ここまで多くの写真は撮影しないし、仮に多くの撮影をしても近くの電気屋へ行き、SDカードを購入することができるのだが、大島に電気屋は無いかと思われた。コンビニも1件もないし。そして、最初の動物の撮影をしている間に17時になってしまい閉園。到着して間もなく追い出されてしまったが、今日は裏砂漠だけで正直お腹いっぱい状態だったから、また今度来れたらこようかという感想。

元町に戻り、ネットで調べた寿司屋で島丼を食べ、宿をとっていない私は、3年前もお世話になったホテル赤門へ行き、予約なしで部屋を借りるという暴挙に出た。本当は車中泊をしようと思っていて、満点の星空を撮影して、GR3のインターバル機能で星の軌跡を撮影して、満点の星空の下で寝ようかと思っていたのだが、Leica M-Dが容量切れになったと思っていたのもあり(実際は違っていて容量まだあった)、そしてGR3のSDカードは8GBしかない。既に300枚くらい撮影をしているから、タイムプラスで撮影できる容量は無いだろうという恐怖。そして、ネットで車中泊に向いている場所を探そうと思ったら、島内は車中泊禁止という役所からの書き込みみたいなのがあり、車中泊は諦めて以前、お世話になったホテルに世話になろうと思い、飛び込み宿泊を快くOKしてくれたホテル赤門に助けられたような状態。通された部屋も3年前と同じで、3年前も予約をしていなかったような気がしたんだよなぁ。取引先の社長が無理を言って泊まらせてもらったような気がする。泥酔していてあまり覚えて、泊まる下りは覚えていなかったりするのだが(笑)。

今回はシラフだからホテル内で自由に行動できるのだが、パソコンは持ってきてないし、スマホを眺めてもあまり面白くもないし、手帳を少し書くくらいしかやることがなく、たまには何もしないでゆっくりするのも悪くはないか。と、いうより本当にやることがない。島内の人たちは、普段何をしているのだろうか?と思いながら21時には眠りについた。途中何度か目が覚めたが、たまには自宅以外で宿泊するのも悪くはないと思った。

今回の旅記は、数日前にアカウントを開設したLINE BLOGに写真付きで書こうと思っている。

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