今日は土曜日で会社は休みの日である。
昨夜も夜中の1時くらいまで起きていて、引き続き寝不足みたいな感じではあるけど朝5時起床は譲れない。
1時に寝たからといって朝の寝起きが悪かったりすることはなくて、朝になると疲れがとれていてスッキリしている事が多い。
いつもと同じように、早めの朝食をとり、それから部屋全体と自室の徹底的な掃除を行い、家の中全体が奇麗な状態で、とても気持ちがよい。
今日のメインは、イチゴーTANAKA。それから・・・のボーカルレコーディングを終わらせることである。
レコーディング当日にして問題が2つあり、ひとつは歌詞を昨日に決めており練習が全くできていない。
実生活において、本当に音を出すという行為ができる場所が少なくて、世間一般的な常識人には音楽と言うエンタメには向いていないのではないだろうか?
音楽たくさん聴いていますよ!的な若い人もイヤホンをつけて聴いている人が9割くらいで、周りに対しての音の配慮をしているはずなのである。
周りの事は気にしてないからという人も少数派でいるだろうけど、家族があるとなかなかできないし、普通のマンションなので時間帯もあり、家族の事もあるから自室にこもってヘッドフォンをつけて自分の世界に浸ることも至難の業なのである。
茨城県の山の方に家を買って、隣の家まで1kmくらい離れた山の中であれば、普通にスピーカーから音を出して飽きるまでボーカルの練習をしたり、それこそアコギでレコーディングなんかやりたい放題かもしれないが、私の住んでいる環境ではまず不可能である。
なので、ボーカルの練習というか確認は、昨日の会社の帰りに数回だけ流すも、歌詞を書いた手帳を開くこともできずに、しっかりと確認することはできず、レコーディングの当日にメロディと歌詞を確認するという強気な状況。
自分の好きな事はできているけど、最小限というか制約が多すぎるなか、うまくかいくぐってやっているような状態であり、何をするにも常にギリギリの状態みたいな感じはある。
本来であれば全く無い時間を無理に作ってやっているからシワ寄せが起こりストレスが溜まっている可能性もあるが、実際のところストレスが溜まるメカニズムは自分でもわかってはいない。
で、メロディを聞きながら当て込んだ歌詞を見ると歌いにくい部分があったり、ちょっと無理な詰め込み方をしていたり、冷静に流れを見てみるとおかしな歌詞があったりして、歌いやすいように手直しをしながらメロディと歌詞の確認を行った。
で、次に問題なのはレコーディング機材。
前回のタモツ伝説スペシャルはカラオケルームを利用して、irigマイクとipadを繋ぎ、andoroiスマホでオケを聞きながらレコーディングをして、アプリのせいなのかわからないけど、レコーディングした音声がイマイチで上手く録れていなかった。
それをプラグインでうまく誤魔化して収録し、それでも使えなかった曲は後日に車の中で再レコーディングをしたりした。
少し前にレコーディングしたタコ殴られ戦士!バコヤマンも車の中でZOOM H1を使ってレコーディングをしたが、マイクを置く位置によるのだろうけど、数テイク録って、ギリ使えるものが1テイクだけあって、基本的にH1でのボーカルレコーディングも厳しいなという結論が出ていた。
タモロックのアルバム制作くらいの時は(6年前くらい)カラオケルームにirigマイクとMac Book Air2011を持ち込んで、Logic ProのDAWソフトにダイレクトに録音をしていて、それがベストだったんだよね。
今でもMac Book Pro2011は動いていてLogic Proも使える状態で置いてあるんだけど、もうLogic Pro使っていないし、最悪の場合はレコーディングトラック部分だけミックスダウンすれば音声だけwavファイルで取り出すことができるから、他に手がなければそれでいくしかないだろうか?という思考。
Acerの薄いノートパソコンにもCubase Pro12がインストールされていて(2台まで認証できる)そこへirigマイクを取り付けて録音しようかとも思ったのだが、Acerのノートパソコンは最近調子が悪くて、少し前もCubase Pro12で作曲をしていたら、アプリが突然落ちたり動作がモタついたりして不安定で信用できないような状態。
それなら信頼できるディスクトップPCで、昼間だからボーカルレコーディングをしても、不審な歌声が若干周りに漏れるだけで通報まではされないだろうという事から、自宅でのボーカルレコーディングをすることにした。
ちょっとした合いの手の言葉なんかは以前にimac2011へ吹き込んで使っていたりしたんだけど、1曲丸々歌ってレコーディングをしたのは、初ではないはずけど1,2曲くらいしかないはず。
オーディオテクニカのコンデンサマイクをマイクスタンドに吊り下げて、ファンタム電源が必要だから、格安だったベリンガーUB1002FXを使ってアナログのアウト端子からオーディオインターフェイスのinへぶっ射して、オーディオインターフェイスからUSB経由でパソコンへ取り入れるという無駄に中抜き業者が多い状態。
今の時代であれば、USB端子のマイクをパソコンに挿して完了の時代に、アナログのファンタム電源しかないから、そういう大回りをしなければいけないのである。
もしくはUSB端子がついたミキサーを持っていれば、もう少しスマートな話しになるかもしれないが、どうしてもオーディオインターフェイスを通す必要があり、配線は多くなるし、そうなると配線トラブルのリスクも高くなるしノイズも入りやすくなる。
でも、ディスクトップPCにインストールしてあるCubase Pro12でダイレクトにマイクからレコーディングを試してみたかったから、久しぶりにUB1002FXをimac置き場から移動してwindowsマシンに大回りをして接続してみると、UR22が正常に割り当てられているから、あっさりとマイクが使える状態になりった。
UB1002FXは多彩なエフェクトを搭載していて、最後の最後につかったリバーブ効果のある設定になりっぱなしになっていたから、これはラッキーだ!と思い、最後にいつ使ったか覚えていないボーカルセッティングのまま声を出して録音してみるも、セッティングはステレオになっているにも関わらず音が左側からし出ておらず、少し考えてUB1002FXの左右のアウト端子に各々、ギターのシールドを挿して受け取り側のUR22の1と2チャンネルに各々シールドを繋いでみると、見事にステレオ状態で録音することができるようになった。
ギターだと1本のシールドで1チャンネルのみでステレオ録音できるようになっていて、UB1002FXの左右のアウト部分に挿しているケーブルは途中で1本になっていて、それをUR22の1チャンネルのみに挿して使っていたから盲点であった。
でも、Logic Proの時は、それでステレオになっていたはずなのだが・・・。
今まで色々とボーカルの録音で悩み、チャレンジしてきたが、DAWにダイレクトに録音するのが間違いないという結論を出すことができた。
時にはiphoneの標準マイクにダイレクトに入れてみたりしていたんだけど、ミックスするとやはり違和感があったり曲とうまく馴染んでくれなかったり(プラグインを使っても)これは困ったぞ・・・という状況で毎回レコーディングをしてきたが、今後は自宅でボーカルレコーディングをすることにした。
無理のない設定でもマイクが相当に音を拾ってくれて、大声で歌う必要もなく録れ高もよく、非の打ちどころがない状態。
録音してすぐに確認できるし、そのままDAWの方でプラグインをかけることもでき、面倒くさいwavファイルの移動なんかもなくて、今までのやり方の効率の悪さに愕然としたが、その代わり自宅でしか作業ができず、時間帯や人なんかの条件でかなり録れる制約はあるだろうけど、それらを考えてもメリットは大きい。
ちょっとした音を撮るくらいなら、iphoneやipadの標準マイクで十分だし、Zoom H1で車の中で録っても問題はないだろう。
ボーカルともなると、それは曲の主人公でもあるし粗の目立つ部分でもあるから拘りは必要。
そんな感じでうまいこと時間をかけてボーカルレコーディングをしたのだが、自分で作っておいてなんだがメロディが難しくて、今日録ったボーカルデータは一応使ってはいるけど、また来月あたりに再録する予定にしておいた。
今日のデータでひとまず完成とはするけど、きちんと歌い切れていない。
歌詞を覚えておらず歌詞を見ながら歌うから邪念が入り、メロディが少し崩れている箇所があるから、歌詞を観なくても、やや複雑なメロディ通りに完璧に歌い慣れたら録り直すことにした。
でも、とりあえずこれで完成。
部屋の中は配線でドえらい事になったが、新たな発見というか手が伸びたというか、昔に購入して大して使っていなかった機材を復活させることができ、無駄な買い物(最近のUSB楽器)を避けることができ、無駄がなく現状あるものを有効活用するという目標通りに生活できていることに大満足をした。
夜にテレビを見ながらジャケット作成をすることができたが、これは後日に再び確認をしてみて問題がなければ、販売開始へ踏み込むことにする。
TANAKA2023のシングルCDのリリース秒読み段階となり、確実に来週の前半にはリリースができそうだ。
でも、いずれかのタイミングでこっそりボーカルを差し替えたバージョンにするから、購入するタイミングでボーカルが異なる歌い方をしているというレア盤発生事案が起こるのだが、そんな事誰にも気付かれずに終わるシングルCDであろう。
そういえば先日にカセットテープが!とか言っていた件なのだが、持っていたカセットデッキには残念ながらインプット端子はついておらず、本体の内臓マイクから直接録音する機能しかついていなかったけど、大昔のように再生させた音を、音を立てずにラジカセで録音して、それを商品化するのも悪くはない気がしていてならないから、実験的に5本のみカセットテープ販売をするかもしれない。
CDにしてもテープにしても、いずれにしてもBASEのみでの販売。
デジタルで作ったものをアナログで録音するのも時代に逆行していて非常に悪くはないだろう。
こういう新しい(新しくはないが)試みを入れていくのが、今後のタモロックのEvolutionなのである。