今日は木曜日なので自転車通勤の日である。
午前中から、会社の営業の人と同行で秩父市へ仕事の予定が入っており、いつものようにヨレヨレのスーツで出掛けるわけにはいかず、前日からスーツを会社にスタンバっておいたから、ベルトとワイシャツだけを持っていけばOKな状態。
靴は運動靴というわけにはいかないから、革靴で自転車を漕ぐ仕様。
そうなると、運転できる自転車は必然的にマウンテンバイクという事になり、マルチハンドルバーに交換してバーテープを巻いて以降、10kmを越える試走はしていないから、丁度いいかという事で、今日はマウンテンバイク通勤をすることにした。
ロードバイクも運転できなくはないが、革靴で漕ぐ気にならないし、またもや前輪の振れが目立ってきたから振れ取りをしたいのだが、先月あたりに購入した工具がどこかへいってしまい(多分、どっかの鞄の中にあると思われ)探す時間もないからロードバイクは除外。残るはBMXの長距離試走も残っているが、さすがに革靴でBMXで10km以上走る気にはならないし、あまりスピードを出す訳にもいかない車種だから時間もない。
以前、他の営業の人と西東京市の渓流あたりに仕事でいった時に、Leicaでいい感じの風景写真を激写できた事もあり、これまた前日にLeica M-D とSummilux 35mmF1.4 2ndを会社の引き出しに入れっぱなしになっているから、きゃめらハ ダイジョウブ さんデス good!と懐かしい歌詞の状態。
昭和のオッサンしかしらないネタだな。
約100万円の高級カメラ機材を警戒することなく会社に置きっぱなしにする無神経さ。
でも、社内に誰ひとりとしてLeicaの価値を知っている者はいなさそう。
カメラとか誰もやってないし、スマホで十分なのだろう。
そもそも趣味に金をかけている人って、社内にひとりでもいるのだろうか?
GSの時計をしている社員がひとりだけ居るが、その人以外の社員は老後のためにお金を溜め込んでいるような雰囲気がするが、その辺りは人それぞれだから好きにすればいい感じ。
マウンテンバイク通勤は相変わらず楽しくて、どんな道でもガシガシ突っ込めるところがいいね。
肝心のハンドルは、色々と握る場所が増えていいのだが、ハンドルが細いから、思ったよりも握力を使う感触。10kmでこんな調子だから100kmオーバーの時には結構ヤバいかもしれない。
バーテープもケチって安いものを購入してしまったせいか、テープが薄くてハンドルの硬さが手に伝わってくる様子。
何も巻いていないよりはマシだけどといった程度だろうか。やや、頼りない。
踏ん張って漕ぐ時が楽になった感はあって、坂道とか踏み込みたい時はフラットバーよりは有利かもしれない。
速度も以前と同じくらい出ているし、一番よかったのは、ハンドルの面積が長くなったおかげで、まるでDHバーを着けたかのごとく、肘をハンドルに乗せて運転できるようになったのは大きい。
DHバー同様、ブレーキ操作がすぐにできない位置にあるから、よほど車や自転車が回りにいない時や、ストレートで脇から何か飛び出してこない場所、つまりは河川敷あたりでは、かなりの効果を発揮できるのではないだろうか?
行きと帰りでトータル約30km走ってみた結果、マルチハンドルバーに変えてよかったという結論を出すことができた。
予定では土曜日にマウンテンバイクで100kmoverのロングライド予定をたてているから、そこでまたマルチハンドルバーの真価を試してみたいと思う。
会社に到着して、手帳整理やらブログを書いた後、営業の人と同行で秩父市まで車移動。
私は助手席で世間話をしているだけだから、楽ではある。
かなり昔からいる営業の人で、私の事を知り尽くしている人だから、お互いに遠慮という言葉はなく、気楽でいいのだが、私のように観光地やら景色がいいところ狙いをしない人で、どこでもいいから車を停めて寝てしまうようなタイプの営業マン。
なので、今日は本当に最低限の場所しか移動してくれなくて、せっかくLeicaを持ってきたのに、またもや0ショット。
藤が綺麗だねぇとか言いながら止まらないし、名所みたいなところにも立ち寄らないし。
私としては、本当につまらんなぁと思うしかない。
この営業の人から仕事を押し付けられることが多く、私もそれなりに貸しにしておいて、貸しを返してもらっていたりするのだが、今日は昼食をおごってくれるらしい(って、いつもおごってもらっているが)。
以前、来た時においしい蕎麦屋があるとの事で、天ぷら蕎麦好きなので営業の人おすすめの蕎麦屋「はぎふく」で昼食。
迷うことなく、天ぷら蕎麦セット大盛りを注文したが、わさびからしてウマい!
ジャンレノではないが、直接わさびを食べられる、おいしいわさびだった。
チューブのわさびなんかは、とてもじゃないけどダイレクトに食べられないけど、すりおろした良質なわさびであれば、辛くもなく鼻がツーンとすることなく、とても美味しく食べられるのである。
蕎麦も汁につけずに、ダイレクトで少し食べた。
まったく汁につけないのもどうかと思い、途中からは汁につけて食べたがダイレクトに食べれる美味しさだったな。
天ぷらも超絶おいしくて、全部、塩で食べた。
イマイチなものは天つゆに浸して食べるが、そういう事をしたくないレベルだったな。
後に、私ひとりで仕事で再び訪れる時があったら、またこの店に来ようと思った。
こればかりは営業の人に感謝である。
訪問するお客さんの近くの道の駅で時間調整。
こういう時に、私の場合は観光ポイントへ移動するのだが、道の駅も売店を見て回るのは嫌いじゃないから意義なしで道の駅へ移動。
秩父市の名物なのだろうか?
やたらと、みそポテト推しで、みそポテト関連の商品が多く目についたな。
変なオリキャラもいたくらい。
多分だけど、地元の人は買わないんだろうなという観光客のみターゲットにしている風潮はあったな。
あまりにみそポテトを推しているものだから、秩父コロッケと悩んだが、売店でみそポテトを購入。
250円もしたが、それなりにボリューミーで、小さなじゃがいもを揚げたものを串で刺して、上からみそタレをつけた食べ物で、美味しいんだけど蕎麦大盛りを食べた後にじゃがいも3個は、なかなかお腹がふくれたな。
みそダレは甘くて、少しだけ甘くて、甘しょっぱいという表現までいかないで、甘さが勝っていたな。
もし、次に来ることがあるなら、次は秩父コロッケにチャレンジしてみようと思った。
午後から訪問したお客さんの仕事では、持参した納品用のDVDディスクに、少し難がありデータを読み込みできないというトラブルが発生。
ここで約1時間ロスしたのが痛くて、この遅れた1時間がダイレクトに自宅に到着するのが、いつもより1時間遅れたというオチがあった。
営業の人のノートパソコンにも、少し前のバージョンのデータが入っていたから、それを利用して難を逃れて、仕事自体はうまく終えることができた。
で、お客さんの会社を出て、北本駅まで高速で移動して、私は北本駅から電車で帰るという羽目に。
いやいや、会社の前まで送ってくれよ!と思ったのだが、よくよく考えてみたら、電車1本で上野まで変えれるし、今日は5,10日で上りの高速道路は渋滞している可能性もあるし、電車賃は会社がもってくれるし(セコいなぁ)、電車の方が早く帰れるじゃん!という判断のもと、文句を言うことなく電車で電子書籍を読みながら会社までたどり着くことができた。
仕事をしに行ったから、もちろん今日の行動結果で正しいのだが、Leicaまで持ち出したのに、今日の成果は蕎麦とみそポテトだけかよ!と、やや納得がいかない感じ。
若干のトラブルはあったものの、仕事をきちんとやり遂げられたから問題はないし、むしろ、あの状況からうまく終えることができた事自体、奇跡のようなものだし、ロスタイムはあったものの担当者も納得して無事終えられれば、それで大万歳だろう。そういう事にしておいてくれよ!と自分に言い聞かせる始末。
せっかく遠方まで出向いたのだから観光地で遊んでなんぼという考え自体を改める気はまったくないが、多少の遊び心は必要ではないだろうか?
それを言ったら、私の場合は遊びっぱなしで何もしていないと言われてしまいそうだが、うまく器用に楽しく立ち回ってなんぼだよなぁ。と思う今日この頃であった。