2025年02月 ブログ

2025年2月24日 悔い残らんために東京タワー行った

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今日は月曜日なのだが、祭日なので会社は休み。
そうそう、そういえばとてつもなく大変な事をすっかり忘れていたのだが、昨日にバリバリQ2モノクロームとペンタックスSPを使っていたわけなんだけど、丁度4年前の今日にLeica M-D typ262が自宅に届いた日だったんだよね。
天皇誕生日だから嫌でも忘れない。
って忘れてたわけなんだけどね。
昨日にQ2モノクロームを使った意味はとてもあったからいいんだけど、ふと今日の朝に思い出してしまった。
出番が非常に少ないM-Dにはズミルックス35mm2ndがつけっぱなしになっていて、今月の月初めまでは自宅にあったズミクロン50mm4thと2択のような選択だったんだけど手放してしまったのでズミルックス35mmをメインで使う仕様になっている。
Q2モノクロームも元からズミルックスだし、M-Dを使ってもズミルックスだけど、レンズは全く異なるものと構造をしているから、いくらズミルックスと言っても全く違う作品になる。
2ndなんて無駄に高いけど、正直なところ批判しかされない駄作レンズだしな。
なんの美化あってか知らないが収差の酷さが幻想的だとか、メーカーにまんまと踊らされて、フォクトレンダーがリスペクトしているノクトン35mmのシングルコートを6万円くらいで購入しておいた方が利口だろう。
以前にも何回か書いたが、Leica M-D typ262の佇まいというかホンモノ感は半端なくて、Q2モノクロームは安物感あふれている。
そりゃあ真鍮にブラックペイントにゃ敵わんやろと言った具合に、そりゃあもう高級感というかオーラ半端ないんだよね。
だから購入して自宅に届いたのはいいんだけど、なんだか私には似合わないというか、高価というか高級というか崇高というか、明らかに身分の違う人が自宅に来たみたいな感じで、自分のモノなんだけどお客さん扱いというか、借り物というか、これ本当に自分の持ち物なの?と思ってしまうくらい敬遠してしまい、2年間くらい思い切り使えなかったんだよね。
そんな思い出のあるレンズで、4年通して使用頻度は低かったりする。
今なんかだとモノクロでしか撮影しない!とか言っているくらいだから使用頻度はさらに低くなる可能性はあるが、たまに動かしてあげないとパーツの動作が鈍るだろうから、たまには使った方がいいだろう。
3年目くらいからチビチビと使い始めるようになり、ブラックペイントが少し剥がれてきてしまったが、それはそれで恰好が良い。
昔、よく見たカメラ雑誌で使い込まれたブラックペイントのライカくらいにボロボロになると、さらに恰好良くなるが本体が壊れなければいいがなという心配もあったりする。
ズミルックス35mm2ndは、レンズ自体もライカ純正のフードも中古品であり、最初からボロボロだったりする。
フードなんて最初から少しひんまがっているという渋い仕様。
神経質な人は買わないだろうし、そもそも現行品の新品を買うのだろう。
ああ、そうか・・・M-Dの4周年記念の日だったのか、と思い出したところで今日持ち出すカメラはQ2モノクローム以外ありえないという絶対的出来レース。
で、午前中に昨日に撮り終えたであろうペンタックスSPのフィルムを巻き上げて、久しぶりに現像でもしようかと思ったのだが、どうも巻き戻しノブがスムーズに回らない。
メッチャ硬くて回らないから結構な力で回してみてもビクともしないんだよね。
最初は途中までスムーズに回ったのに、明らかに巻き戻し切れていないタイミングでのストップ。
まるでルアーが根掛かりしてしまったかのような硬さ。
一旦、テンション緩めて、左右に動き回ったりロッドで煽ったりすると根掛かり外れる場合もありますよ!的な感じで巻き戻しノブを戻して見たりしても、全然動かなくなってしまい、こりゃあ埒があかんということで仕方なしに暗室ポケットの中へカメラをブッ込んで両手でごそごそしながらフィルムを引きずりだしてみたんだけど、それすらも困難を要した。
で、様子がおかしいなと思いながら手探りで確認してみるとフィルムが途中でぶった切れていて、上下のリールに引っ掛ける穴もズタズタに切り裂かれるような形になっており、いやいやいやいや、どうすりゃこんなんなるんや?と疑問に思いたくなるほど、ズタズタだった。
修復も不可能だと判断して仕方なしに暗室ポケットから取り出してみると、そりゃあもう現像不可と思われるくらいズタズタになったフィルムが出てきた。
いやいやいやいや、こんなん今まで1回もないぞ!?
途中で何がどうなったことやら・・・
この状態はデジカメで例えるなら、カメラの中でSDカードが故障してしまい、撮影していたデータが全て吹っ飛んだというような状況と同じである。
昨日に、そうとう人に近寄って熱気のある写真を撮影したり、浅草寺で撮りたいと思った女性に近寄って煙を浴びているシーンを撮影したりと、もしやこれが私が撮影したいと思っていた写真なのかもしれない!くらいのドキュメンタリー写真が全て水の泡になってしまい、フィルム卒業にはうってつけのタイミングかもしれねぇな、とも思った。
んだけどさ、余っているフィルムかなりあるんだよね。
とりあえずペンタックスSPは、もう使わないとして(同じ機種を使っていて、こんなのは初めて)残ったフィルムカメラはブラックペイント仕様のオーバーホールされ完璧な動作をしてくれるレオタックスがあるのだが、あれはあれでフィルムの補償ねぇんだよなぁ。
しかもエルマー90mm使いたいのに、ファインダーが50mm固定になっていやがるから、外部ファインダー買わないといけないし、ついこの間SBLOOも売ってしまったことだし(35mmだがな)
フィルムカメラ難民状態。
そもそもブローニーも10本以上フィルムが余っているから、使わないといけないし。
もうね、昨日に相当踏み込んで撮影していたからショックが強すぎて、いじけて写真集を読み漁るという謎行動。
いやいや、いい加減に端材06のブツ撮り作業を再開しましょうよ!と思う反面、ショックがデカ過ぎて何もヤル気が無くなったとはいえ、何かしらしていないといられない人種なので、写真に対するモチベーションアップと、作者がどんな意図をもって撮影したのかという考察を交えながら現実逃避をした。
ここいらが丁度、写真に対して向き合う姿勢を真面目に考えるターニングポイントであり、恐らくは答えは出ない気がしなくもないが、「なぜ写真を撮るのか、撮影することで何を得たいのか」という問いの答えを見つけるために撮影を繰り返すという次のステップに進むべき時なのだろうな。
別にフィルムから離れる必要はないんだけど、手持ちのフィルムを使いきったら、もうフィルムはやらないかもしれない。
正直なところ、被写体がよければ(自分が望んでいる被写体であれば)使うカメラやレンズなんて、本当に全く関係ないわけであり、写ルンですでも十分な訳。
ライカでないとダメだとか、そういうのは車と同じで、軽ワゴン車でもベンツでもフェラーリでも走るという行為に違いはなくて、快適だとか優越感だとか感情で何かを得るためだけに高級車を買ったりするわけであり、50万円くらいの中古の車と2000万円オーバーの車も変わらないという事。
ゲオの5千円のコンデジと300万円かけましたっていうM11にノクチを取り付けたカメラは、写真を撮影するという事については何ら変わりのないものであり、必ずしもM11にノクチを着けて撮影した写真の方が優れているという事ではなくて、人によっては写ルンですで撮影した方が描写が好みだったりするわけ。

なんにしても午前中は、あまり有効的な動きはできなかったな。
ブログも書いていないし、手帳整理もしていないし、朝ごはん作ったくらい。
それだけフィルムがダメになっていたのがショック過ぎて。
で、午後からは相変わらず嫁を浅草へ送ってから、今日は東京タワーへ行く事にした。
昨日も東京タワー行こうかな?なんて思っていたんだけど、3連休で人も多いだろうと思ってスカイツリーに行ったが、当然混んでいたわけだ。
わかっていた事なんだけど、どこへ行っても混んでる。
で、上野から徒歩で出発して東京タワーへ。
一見すると遠く感じるが、片道約6kmなので、そこまで遠いわけではない。
5年前くらいかな?
東京タワー階段レースみたいなのに出場していて、その時も秋葉原から東京タワーまで走って行って、東京タワーの階段を駆け上がって、再び秋葉原まで走って帰るというアホな事をしていたから、走らないで歩く分だけ楽かな、と。
当然、ストリートスナップを楽しみながら移動するので苦にはならないし、なんなら走っても構わない。
ここ最近、運動不足過ぎるので丁度いいだろう。
東京タワーもメインデッキまでのチケットを買って階段で上り下りしようとしている。
さすがに駆け上ることはしないが、普通に階段で展望台まで行きたい。
毎回、会社の階段を利用しているから余裕であろうという見解。
普段歩かない道をストリートスナップをしながら歩くと新鮮でならないね。
歩き飽きている浅草方面でないから、ついスマホでの撮影も増えてしまう。
そして東京タワーに到着。
最後に来たのは、5年前くらいの階段レースに出場したのが最後。
前回来た時のことをよく覚えているので新鮮さはまるでない。
そしてQ2モノクロームとLeitzPhone3を使い分けての撮影をバシバシする。
人も多く取り込んで撮影するし、ドキュメンタリーではないけどリアルな様子を撮影してみたらどうだろうか?と思い、色々と撮影してみた。
当然、通報されないレベルで。
そしてチケットを購入して600階段を上ってみるも、余裕で全く疲れない。
普段、階段を使っているのと6kmくらい歩いてきているから、既にダメージを受けておりノーダメ。
展望台でも容赦なく人を巻き込んでの撮影。
展望台の中の方が暗くなっているおかげで、そのまま撮影すると人がシルエットになってくれて最高な絵が撮影できることに気が付き、そりゃあもう調子に乗ってバカスカと写真を撮影してみた。
なんなら人の真後ろからバシャりと撮影したりね。
Q2モノクロームがいいところはシャッター音ゼロってところがいいね。
M-Dでもシャッターは機械だから電子音が無くても、シャッターを切る物理的な音はするんだよね。
でも電子シャッターであれば無音なので背後から撮影されても気が付かないのである。
いやいや、よくない。
まるでM40A5で背後から射撃をしているかのような感覚。
いやいや、よくない。
案の定、展望台はすぐに飽きてしまい、滞在時間は10分くらいだったかもしれない。
入場料1500円で階段上って滞在時間10分くらいって割に合わんな。

すっかり忘れていたんだけど、Q2モノクロームにはレッドフィルターを装着しっぱなしで、Q2モノクロームはEVFなのでファインダーを覗くと撮影する景色がそのままアイモニタに表示される。
仮にM-Dだった場合は、OVFなのでガラス素通しで撮影されるイメージはまるでわからない。
背面にモニタもついていないからパソコンに取り込むまで、どう写っているのかはわからないのである。
Q2モノクロームには背面モニタが付いているが、設定で常時消しっぱなしにしている。
消費電力の無駄なだけである。
Q2モノクロームで撮影する時には、主にAFを使っているのでシャッター半押しで中心部の+マークでポンとを合わせて、素早く構図だけチャッと確認して素早くシャッターを押してしまう。
撮影したプレビューは非表示になっているのでPLAYボタン押してファインダーを覗かないと確認できないし、ファインダー越しだと画面が小さいのでよくわからないし、そもそも乱視なのでよく見えていない。
M-Dと同じでパソコンにデータを入れないと、どう写っているのかわからない状態で使っているのだが、パソコンに取り込んでみて驚いたね。
レッドフィルターを付けているのをすっかり忘れていたから、東京タワーの鉄塔が全部、白っぽく写っていて瘦せ細ってやがる。
LeitzPHone3はフィルターをつけていないし設定もノーマルだからモノクロで撮影した写真は、私好みのかなりいい感じに錆びれた様子の太っとい鉄筋で力強く立ち上がっている様子が伺える写真になっているのだがQ2モノクロームで撮影した東京タワーは全体的に細く、そして白い軟な感じになっちゃってる。
これはこれでいいんだけど、レッドフィルターを付けているとコントラストが強くなるのはいいのだが赤が白に、緑は黒になるような習性がある。
今回は、ほぼF5.6で撮影しているのだが、もしこれを開放で撮影していたら更に白くなっていたのかもしれないな。
それはそれで楽しそうだけど。
帰りも来るときとは異なるルートを選択して、主にJRの駅前を通るようなルートで、まさに街中をストリートスナップして遊ぶことができた。
今日も2万歩オーバーで、さらに階段も600段登っていい感じである。
LeitzPhone3で400枚くらい撮影して、Q2モノクロームで60枚くらい撮影することができた。
データ整理はしたが、流石にじっくりと自分で撮影した写真を見ていないから、まだ何ともいえないが私が求めているような写真が撮影できたか楽しみだね。
9割モノクロで撮影して1割満たないかな、多少はカラーでも撮影したけど、やっぱモノクロの方がしっくりくる。
今後、さらにカラーで撮影することは少なくなるだろう。
ストリートスナップをしながら散歩をしている時、新曲の歌詞の内容を考えたりしていたんだけど、何も浮かばず。
その代わりではないのだが、心底、シン・ストリートスナップ浅草編の写真集をリリースしたくなった。
前回のようにとりあえず出してみたい、ではなくて、本当に心底出してみたい。
シン・ストリートスナップシリーズは配慮に欠けている内容になっているシリーズであり、1冊の値段は若干するものの、それだけの価値のある写真集になっていると思っていて、私が探し求めている余生をかけた作品に近いモノがあるんじゃないか?と思ったので出版したくなった。
昨日も、浅草でかんりいい感じのスナップが撮影できているので、それらを世間に出してみたいと思ったのである。
値段は前回と同じになるか、もしくは浅草編という事で500ページくらいにして5000円くらいの値段にしてもいいかもしれない。
値段が高い事によって買う人のハードルを若干上げていて、誰もが目にできる本にはしていない。
これは作者の勝手な想いというか意見なんだけど、正直、そんな安い価値ではなくて、多くの一般の人の目にも触れられない、この手のストリートスナップ好きの人にだけ購入してもらいたいという想いがあるので、このシリーズだけは他の電子書籍に比べると若干、値段が高くなっている。
それだけのボリュームはあるんだけどね。
できれば紙の本でも出したいところなんだけど、印刷代だけで大損するからできない。
1冊、自分専用で作ってもいいんだけどねぇ。
儲かったら考えるか。

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